
招き猫は日本で古くから親しまれている縁起物です。ただ、風水の視点を取り入れると「色」「手の向き」「置く場所と方角」の3つで引き寄せる運気がかなり変わってきます。なんとなく買ってなんとなく棚に置く——それだけだと少しもったいないかもしれません。この記事では、金運・人間関係・健康運など目的別に、どの招き猫をどこに置くのがベストなのかを整理しました。
招き猫の色と風水効果|8色の意味一覧
招き猫は色によって招く運気が異なります。昔ながらの三毛猫や白猫に加え、最近は金・ピンク・青など色のバリエーションがかなり増えました。
色別の効果一覧
| 色 | 招く運気 | 代表的な置き場所 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| 白 | 開運招福・全体運 | リビング・玄関 | 万能タイプを求める人 |
| 黒 | 魔除け・厄除け | 玄関・鬼門(北東) | 災厄を遠ざけたい人 |
| 金(黄) | 金運上昇 | 西の方角・財方位 | 貯蓄や収入を増やしたい人 |
| 赤 | 病除け・無病息災 | 南の方角 | 健康運を高めたい人 |
| ピンク | 恋愛成就・良縁 | 南西(裏鬼門) | 出会いや結婚を望む人 |
| 青 | 学業成就・交通安全 | 北の方角 | 受験生やドライバー |
| 緑 | 家内安全・合格祈願 | 南の方角 | 家族の安全を願う人・受験生 |
| 紫 | 仕事運・出世運・長寿 | 南の方角 | キャリアアップや長寿を望む人 |
定番カラーの選び方ポイント
白は特定の運気に偏らず全体的な開運を期待できるので、初めての1体には無難な選択です。黒猫は「不吉では?」と思われがちですが、猫は暗闇でも目が利くことから「先を見通す力」の象徴。風水では厄除けの力が強いとされています。
金運を重視するなら金色が王道。風水では西の方角が「財を生む方位」なので、金色の招き猫を西側に置くと効果が重なりやすいとされています。
右手・左手・両手|手の向きで変わるご利益
招き猫がどちらの手を上げているかで、招く対象ががらっと変わります。
右手上げ:金運・財運を招く
右手を上げた招き猫は「お金を招く」もの。ビジネスの成功、収入アップ、投資運の向上を求める場面で選ばれています。自宅に置くなら右手上げが定番です。
左手上げ:人(客)を招く
左手を上げた招き猫は「人を招く」意味があります。飲食店や小売店など来客数を増やしたい店舗で選ばれることが多く、人間関係全般の向上にもつながるとされています。
両手上げ:お金も人も招く?
両手を上げた招き猫はお金と人脈の両方を招くとされる一方、「お手上げ(万歳)」の姿勢に見えるため、商売をしている人から敬遠されることもあります。気になるなら、右手上げと左手上げを1体ずつ並べる方法のほうが安心です。
手の高さにも注目
手が耳より高く上がっている招き猫は、遠くの福や大きな幸運を招くとされています。反対に、耳より低い位置で手を上げているものは、身近な小さな福をこまめに呼び込むタイプ。用途に応じて使い分けられます。
手の向き別の特徴比較
| 手の向き | 招くもの | 主な用途 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 右手上げ | お金・財運 | 個人宅・オフィス | 金運重視の定番 |
| 左手上げ | 人・客 | 店舗・飲食店 | 来客数アップ向け |
| 両手上げ | お金と人の両方 | 万能タイプ | 「お手上げ」と捉える人もいる |
| 手が高い | 遠くの大きな福 | 広範囲の開運 | パワーが強いとされる |
| 手が低い | 近くのこまめな福 | 身近な幸運 | 日常的な小さな幸運向け |
風水的に正しい招き猫の置き場所と方角
招き猫の効果を引き出すうえで、置く場所と方角の組み合わせは見逃せません。
玄関:最もおすすめの設置場所
風水において玄関はすべての「気」の入り口です。招き猫を玄関に置くときのポイントは4つ。
- 猫の顔を玄関ドア(外側)に向ける
- 目線の高さか、やや高めの位置に置く
- 靴や傘を整理して清潔な状態を保つ
- 暗い玄関は照明を足して明るくする
顔を外に向けることで、外から福を家の中に呼び込む配置になります。
リビング:家族全員の運気を底上げ
リビングは家族が集まる空間で、家の中心的な役割を持つ場所。ここに招き猫を置くと家全体に良い気が巡りやすくなります。テレビ台や棚の上など、ふだん目に入る場所が向いています。
店舗・オフィス:入口付近が基本
商売繁盛が目的なら、店先やレジ付近に設置するのが定番。猫の顔を入口(外)に向けて、お客様を迎え入れる形にします。
方角と色の組み合わせ
| 目的 | おすすめの色 | 方角 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 金運アップ | 金・黄 | 西 | 風水で財を生む方位 |
| 貯蓄運 | 金・黄 | 北東 | 蓄積の意味を持つ方位 |
| 厄除け | 黒 | 北・北東 | 鬼門封じの効果 |
| 恋愛運 | ピンク | 南西 | 裏鬼門で縁を呼ぶ方位 |
| 全体運 | 白 | 北西 | 主人の方位で全体を司る |
| 健康運 | 赤・紫 | 南 | 活力を高める方位 |

招き猫を置くときのNG行為
正しい場所に置いていても、以下のような状態だと効果が半減するとされています。
- トイレに置く:邪気が溜まりやすい場所のため、悪い運気まで招いてしまう
- 汚れた場所に放置する:ほこりが溜まると運気が滞る。定期的に拭き掃除が必要
- 壊れた招き猫を使い続ける:欠けやヒビが入ったものは縁起が悪いとされる
- 暗くじめじめした場所に置く:招き猫は明るく清潔な環境を好むとされる
- 金色の招き猫を南に置く:風水では南が「火」の方位にあたり、金運が燃えてしまうと考えられている
招き猫の素材とサイズの選び方
素材ごとの特徴
陶器製が最もポピュラーで、瀬戸焼や常滑焼が産地として有名です。陶器は「土」の気を持ち、安定感や堅実さの象徴。ガラス製は透明感があり空間を明るくしてくれます。木製は「木」の気を持ち、成長や発展の意味合いがあります。
サイズの目安
玄関には高さ10〜15cm程度の中型サイズが収まりよく、圧迫感がありません。店舗なら存在感のある20cm以上の大型を。デスクの上に置くなら5〜8cm程度のミニサイズが邪魔にならず使いやすいです。

よくある質問
Q1. 招き猫は風水的によくないという話を聞きますが本当ですか?
招き猫そのものが悪いわけではありません。置き場所や向きを間違えると逆効果になることがあるため、「よくない」と言われる場合があります。トイレへの設置や汚れた状態での放置は避けてください。正しい場所に清潔な状態で置けば、開運効果を期待できます。
Q2. 右手上げと左手上げ、どちらを選べばよいですか?
目的次第です。金運や財運なら右手上げ、人との縁や来客数を増やしたいなら左手上げ。迷ったら、自宅用は右手上げ、店舗用は左手上げを選ぶのが一般的な目安になっています。
Q3. 招き猫を2体以上置いても問題ありませんか?
問題ありません。右手上げと左手上げをペアで置く方法は、金運と人脈の両方を招く定番の配置。ただし数が多すぎると空間が雑然とするので、同じ場所には2〜3体が目安です。
Q4. 招き猫はどの方角に顔を向けるべきですか?
基本は玄関ドアや入口の方向(外側)に向けます。外から福を招き入れる形にするのが理由です。リビングでも部屋の入口方向に顔を向けると良いとされています。壁に向けて置くのは避けてください。
Q5. 古くなった招き猫はどう処分すればよいですか?
縁起物なのでゴミとして捨てるのに抵抗がある方も多いです。神社やお寺でお焚き上げしてもらうのが一般的。豪徳寺(東京都世田谷区)など招き猫にゆかりのある寺社では、招き猫の奉納を受け付けている場合があります。
Q6. 金色の招き猫を置いてはいけない方角はありますか?
南は避けたほうがよいとされています。風水で南は「火」の方位にあたり、金の気と相性が良くないためです。金色の招き猫は西(財を生む方位)や北東(蓄積の方位)に置くのが効果的です。
Q7. 招き猫はいつ購入するのがよいですか?
決まった時期はありませんが、年始や引っ越しなど新生活のタイミングで買う人が多いです。9月29日は「来る福(くるふく)」の語呂合わせから「招き猫の日」とされていて、伊勢のおかげ横丁など各地で招き猫まつりが開催されます。
Q8. 招き猫の手入れ方法を教えてください。
柔らかい布で定期的にほこりを拭き取るのが基本。水洗いは素材によって色落ちや破損の原因になるため、乾拭きで十分です。風水的にも清潔に保つことが運気維持の条件とされています。汚れが目立つときは、固く絞った布で軽く拭いてからしっかり乾燥させてください。





